小児科医、高橋孝雄さん『一番怖いのは子供に対する無関心です』


週刊文春9月20日号からのお話です。
~阿川佐和子のこの人に会いたい~(連載第1227回)
日本小児科学会会長・小児科医の高橋孝雄さんと阿川佐和子さんとの対談で
す。
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今日ネットのYahoo!ニュースを見ていたら、2歳の子どもさんが病院に来られ
て診察したところ、「がん」だと分かり手術をした方がいいとお母さんに勧め
たところ、手術を拒否されたと或るお医者さんのお話が出ていました。

手術するのに輸血が必要なんですが、親の宗教上の都合で輸血ができないそうな
んですね。以前にも同じようなことが起きていたと思いますが、お医者様がこ
のままだと命にかかわるので一生懸命説得されたそうですが、どうしてもだめ
だったそうで、1年後に再度来られたそうですが、何もできなかったそうで
す。

私はほとんど無宗教ですので、信仰に対しての思いはわかりませんが、こうい
う場合助けられる術があるのに、親が勝手に子どもの命を奪ってしまっていい
のかと憤りさえ感じます。
誰でもきっと生きたい!と思うに違いありません。

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<小児科医に求められる一番難しい、高度な医療は
「悪魔の証明」なんです>
(週刊文春9月20日号より抜粋)
高橋孝雄さん・・・1957年、東京都生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。88年
からマサチューセッツ総合病院小児神経科に勤務。94年に帰国し、慶応義塾大
学医学部小児科で医師、教授として活躍。初の著書「小児科医のぼくが伝えた
い最高の子育て」が発売中。

高橋さん「本にも書きましたが、本人は「手術はいやだ!」と言ったのに、主
治医と親が「他に助かる方法がないなら手術を」と決断して、その子は手術室
で亡くなったんです。病気で苦しんでいる子や、発達に遅れのある子がいる。

彼らは自分では思いを発せられないから、小児科医がそれを誰かに伝える義務
があるのです。これまでかかわってきた子供たちが教えてくれたことを代弁者
として広く伝えたい。それが今回本を書いた理由の一つです」

高橋さん「そうです。医療で一番大事な事は、無用な心配をかけないこと。病
気という困難をかかえて病院にやってきた人にその場でまずは安心していただ
くには何が必要か。『今日、この医者に会えて良かった』と感じていただくこ
とですよね?」

高橋さん経験と技術と相性ですね。経験と技術は現場で働く中で積み重なっ
ていきますけど、相性だけはなかなか難しい。なので、『合わないと思った
ら、小児科医を替えたらいい』と本にも書きました。
それはその小児科医がダメというわけじゃなく、小児科医は子供とあなた自身
の代弁者なわけだから、相性は大事だと思うんです」

高橋さん一番怖いのは無関心です。(中略)子どもに対して親が本来持つべ
き自然な関心があれば、他の子どもとの比較、競争なんてどうでもよくなるは
ずなんですよ。さらにいまは社会が子どもに無関心になってる気がして」

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